寒い毎日が続いています。
大分市で英会話ワイワイプラネットに来ている小学生の子供たちからは、
インフルエンザで休んでいるお友達が多くなってきたと聞いています。
まだまだ、冬将軍が遠くへ行ってくれるまでは、時間がかかりそうですね。
皆様、風邪やインフルエンザなどには、十分気をつけられてください。
さて、今日は、英語絵本のお話をします。
ワイワイプラネットでは、英語絵本の読み聞かせに始まり、
どんなに英語が達者な方でも、多読を始められるなら、こども向けの英語絵本からです。
毎週、教室にある絵本を借りて帰ることができます。
ワイワイプラネットで多読を始めたのは、今から11年くらい前のことです。
始めてから1年ほどたったとき、ある塾(予備校)で、多読の説明と体験授業をさせていただく
機会がありました。
その説明用に使ったのがオックスフォードリーディングツリーというシリーズの中の
「Hide and Seek 」というお話でした。
※Oxford Reading Tree [Hide and Seek]より
日本語で「かくれんぼ」のお話なのですが、19~21歳くらいの予備校生に、
「話の内容がわかりますか?」と尋ねたところ、すぐに、
「あなたは、私を見ることができますか?」=Can you see me?
「はい。私たちは、あなたを見ることができます。」=Yes, we can see you.
という答えが返ってきたのです。
これは、学校英語を勉強してきた人たちなら、誰もがしそうな、いわゆる一語一訳の直訳です。
ですから、これを「間違いだ」と言うことは決してできません。学校で、そう教えられてきたわけですから。
でも、これは子供の絵本です。
実際の生活でもよくする「かくれんぼ」のお話です。
「あなたは私を見ることができますか?」・・・なんて、誰一人言いませんよね??
私は、軽くショックを受けて帰宅しました。
そして、当時、小学4年生と2年生だった娘たちに、そのことを話しました。
中学生になっていない子供たちは、当然、「英語を日本語にすること」を知りませんでした。
英語には、幼少の頃から触れさせていましたし、この英語絵本もよく読んでいました。
二人の娘は、顔を見合わせて、「え?何?意味がわからない」というようなことを言い、笑いだしました。
私が「じゃあ、もし日本語にするとしたら、どんな風に言う?」と尋ねると、
『そりゃ、「ど~こ~だ?」 、「み~つけた!」でしょ』
と言ったのです。
・・・・・
私は、予備校で受けたよりも、更にショックを受けました。
なんというか、子供たちからすらっと出てきた、その言葉が、
本当に的を得ている言葉だったからです。しかも、そんなに自然に簡単に出てくるなんて・・・。
私は、このとき、心底思いました。
「多読ってすごい!絵本ってすごい!」
そして、「子供ってすごい!」・・・と。
ですから、子供たちの持っているその能力を、潰してはいけない、
一人でも多くの子どもたち、大人の方たちに、多読の良さを知ってもらいたい。
このとき、改めて、強く感じました。
中学生以上の方たちは、多読を始めたときは、どうしても日本語に訳しながら、
読んでしまいがちですが、読み続けているうちに、「あれ?英語のまま、英語で理解しながら読んでる!」と
気付く日が来ます。
そして、英語が苦手だというのはただの思い込みで、
案外「学校のテストの点が悪かっただけ」、「日本語に訳せなかっただけ」だったのかもしれませんよ。
(いや、ほとんどの方がそうだと、私は思っています。)
あなたも是非、目から鱗の多読体験をしてみてくださいね。
多読と英語絵本読み聞かせについて
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